2020年02月17日
歯科矯正は子どものころが重要!気になる内容徹底紹介
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小さい子に治療を受けさせるのは可哀想に感じるかもしれませんが、子供の頃に矯正した方が色々な面で良いと考えられています。今回は小児矯正の治療法やメリットについて調べてみました。
目次
子どもの頃から矯正が必要な理由
悪い歯並びの具体例として、下の歯が上の歯の前に出ている「受け口」や、上の歯と下の歯が噛み合わずに隙間のあいている状態の「開咬」、上の前歯が強く出っ張っている「出っ歯」などが挙げられます。
これらの症状は見た目が悪くなるだけではなく、虫歯や歯周病の原因となったり、咀嚼のしにくさ、さらには滑舌や顔の形に影響を及ぼす事もあるのです。見た目が気になり始める思春期や、ある程度お金に余裕が出来る社会人になってから矯正治療を受ける事も可能ですが、大人になってからの治療は顎の骨から治療するなど、外科的手術を要するケースもあります。
成長するにつれて治療も大変になり、費用も高くなってしまいますが、子供の間なら顎の成長を活かしつつ、負担の少ない理想的な治療が出来るのです。
一般的な子どもの矯正は1期と2期に分かれる
一般的な1期と2期に分かれます。1期は6歳から小学校中学年までの時期で、2期は小学校高学年から中学生くらいまでの、いわゆる成長期に治療を受けます。
1期に行われる治療は上下の顎の骨のバランスを整える、永久歯が生えるスペースを作る、前歯の噛み合わせを良くするといった目的があります。プレートを使って顎を拡大させる床矯正を行うと、顎の大きさと歯のバランスが良くなり、綺麗な歯並びや輪郭を得る事が出来るのです。永久歯が生え揃う前に行うので、予防矯正とも呼ばれます。
機能矯正曽我歯科では装置を定期的に改良しますので一般的なワイヤーとブラケットを使用する2期治療の併用をする必要はありません。まれに審美的な要求が高い患者さまにはマウスピース矯正を併用する事はありますがあくまでも患者様の要望次第です。
お子さんの負担を少しでも減らす為に自家製のトレーを用意してより快適な型取りに心がけております。型取りは事前に予告しますので心構えが出来ます。
子どもの矯正のメリット
小児矯正は大人になってからの治療より体への負担も軽く済ませられます。例えば顎が小さくて歯の生えるスペースが十分にないまま成長してしまった場合は、歯を抜いて矯正していかなければいけません。子供の頃から矯正治療をスタートさせると、顎の成長に合わせていけるので、将来的に抜歯のリスクも減らす事が出来るのです。
また子供矯正は全ての永久歯が歯えていないので床矯正がメインになりますが、床矯正は取り外しが出来るので、虫歯や歯周病を気にせずに治療が進められるのもメリットです。
さらに子供特有の悪い癖を止めさせる事にも有効です。指しゃぶりを長く続けている子どもは歯並びが悪くなるだけではなく、滑舌が悪くなったり、口呼吸をしがちです。自分で癖を直すのは大変ですが、矯正治療を通じて改善させていけば、早めに悪い癖を止めさせる事ができ、それが体の健康にも繋がります。